皆さんは、キャリアコンサルタントという資格をご存じでしょうか? 国家資格です。 現在、国はこの有資格者をどんどん増やそうとしています。
何しろ10万人の有資格者をこしらえようとしています。
その一方、取得してもさっぱり使えない国家資格だと陰口だけでなく表口でも囁かれています。
私、キャリアコンサルタント(以下、キャリコンと略します)の資格が創設されたのと同時に、この資格を取得しました。
というか、まったく棚からぼた餅でした。
いろいろ故あって、56歳にしてハローワークで働くことになりました。
いろいろな故の内容は、またその内おいおいお話しましょう。
「キャリアカウンセラーの資格を取らないと、年度契約を更新してくれないらしいよ」と同僚から教えてもらいました。
「もう失業はいやだ!」の一心で、高い講座料を払い、CDAなる民間資格をようやく取得。と思ったら、翌年、CDA資格が自動的に国家資格キャリコンに格上げ。
絵に描いたような見事な棚ぼたでした。
棚ぼただからやむを得ないが、国家資格としての特典は「名称独占」のみ。
「えっ⁈たったそれだけ」 はい、たったこれっぽっち。
キャリアカウンセラーと名乗ろうが、キャリアアドバイザーと名乗ろうが、キャリアデザイナーと名乗ろうがあなたの勝手。
厚労省の助成金で人材開発的なメニューがいくつかありますが、助成金の申請のためにはキャリコン有資格者による対象者との面談が必須という項目があります。
30分から40分の面談を行い、幾ばくかの手数料をもらうという「特典」があります。 私も随分と面談をして感謝されました。