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コンテナスロープのインターアクション

元・キャリコンが考える”小さな会社”の人材育成方法①

人はどうすれば成長できるのでしょうか?

学生時代は「先生」という、「先に生まれた」人が生き方を教えてくれます。
文部省が親切?に指導要綱を作ってくれ、指導要綱に従って「ゆとり」の大切さを教えてくれました。
但し、ゆとり教育ワークライフバランスの大切さを叩き込まれた生徒達が、社会に出てみて、「全然、ゆとりじゃないじゃん😔」と厳しい壁にぶちあたっていますが、それはここでのテーマではないので…。
とにかく、中身はともあれ、学生時代は成長を促す仕組みがあります。
会社に入っても、大きな組織だと研修制度が整っています。
私のように、費用と時間の無駄だった「けしからん人間」もいますが、ちゃんと「育て」ようとしてくれます。
私、元キャリコンとして、”小さな会社”での人材育成の方法を考えています。
まったく人材を育成しない会社もあります。
育成しようにも、「誰がするの?」「いつ、するの?」「何で、するの?」と「?」だらけの会社が多いと思います。
国は人材育成支援助成金他の助成金を用意して、外部研修を行った場合の費用援助をしています。
但し、数日間の研修をやったところで、どれほどの役に立つでしょうか?
私も現役・キャリコン時代、助成金のための研修講師を務めたことがあります。
なかなか限られた時間で教えるのは難しいです。
ある受講生に伺ったら、「毎度エクセルの研修で、もう何度エクセルを教えられたか😔」という方もいました。

私、元・キャリコンがインターアクションに入社して分かったことがあります。
一つは、ぎりぎりの人数の従業員で、必死に経営をしていること。
よく、世の中の企業は20:60:20の比率で人財:人材:人罪の従業員がいると言われています。
大きな会社や役所では、この比率で十分でしょうが、”小さな会社”がこれでは事業運営できません。
一般的な従業員比率は、人財0:人材100です。
つまり人財は社長一人だけで、従業員はみんな人材で、社長の指示に従って作業をします。
従業員が考えないから、仕方なく社長だけが考えているのか?
どうも違うようです。
もともと社長になるような人です。優秀です。でないと困ります。
しかも、人生かけて日々勝負をしています。
(自分の会社の社長がそんな人じゃなければ、そろそろ転職準備した方が良さそうです…)
そんな社長に対抗するような従業員はなかなか現れません。
と言うか、その前に、そんな人は、なかなか”小さな会社”には来てくれません。
社長にはご苦労ですが、全ての経営戦略を自ら考えて、従業員に指示してやらせなければなりません。ご苦労ですが仕方ありません。

苦しまぎれに経営コンサルタントに依頼しても無駄です。
以前、ハローワークにいた頃、二代目社長さんから伺った話です。
父親を継いで社長になりましたが、古参の従業員が多く、なかなか思うように動いてくれません。
そこで名だたる金融系の人材育成コンサルタント会社に企業体質の改革のコンサル業務を依頼しました。
数日の調査の結果、戦略シートを作成してもらったそうです。
見せていただきました。立派なシートです。
立派過ぎます。若社長いわく、一度も使っていないとのこと。
コンサルタントが最後に言った言葉。
「いや〜、御社の従業員は手強いですね〜😅」
かなりのコンサル料金を支払ったとのこと。

“小さな会社“では社長が自ら指導しなければならないようです。
しかし、それでは社長の能力以上に会社は成長しません。(続く)