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コンテナスロープのインターアクション

インターアクションの人材育成~セルフ・キャリアドック制度①

長々と我が社の人事制度の紹介をしてまいりました。

本屋さんに行けば、人材育成関連の参考本が、それこそ書棚いっぱいに並んでいます。

どの会社も「人材を育成しなければなぁ」と考え、「ちょっと参考書でも」とか、「やっぱり外部の専門家(コンサルタント)に頼んだ方が良いのかなぁ?」となります。

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私の高校から大学の友人も立派な本を出版しています。

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私も「なにか参考になれば良いかなぁ?」と様々な書籍に目を通してみましたが、確かに立派な内容ですが、大企業もしくは「そこそこの規模」の会社が対象であることが多く、我が国の法人数の8割以上を占める小規模事業者には、「ちょっと不向きかなぁ…」という印象です。

 

ここで、少しキャリアコンサルティング国家資格について。

次の報告書が分かりやすいです。

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まず、キャリア・コンサルティングって何でしょうか?

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ついついさらっと読んでしまいますが、「適性」という言葉に引っかかってしまいます。

「適性」って、本当に分かるものなの?

求職者の支援をしていた頃、「今の仕事は、私がやりたい仕事ではない」といって会社を辞めようとしている人の相談を受けることが多かったです。

「そうですか…。それでどのような仕事をしてみたいんですか?」

「それが分からないのです。」

「今のお仕事の、どんなところがご自分に合わないと思ったのですか?」

「それもよく分からないんです。仕事をやっていてフィットしないんです…」

「はあ…」

「適性検査をしてもらえますか?」

皆さん適性検査が大好きでした。

適性検査の結果をお伝えしても「なにかピンと来ないです…」ということが大半でした。

私の適性を見つけてくれるのが、キャリアコンサルタントさんの役割でしょ!」と口にはしないまでも、その方のヒトミが物語っていました。

「職業経験等に応じて」という個所も引っかかります。

私、66年の人生を経験しています。そのうち40年以上社会人として働いています。

正直、いまだに自分の「適性」が分かりません。

職種も、経理・総務・不動産管理・営業・企画そしてキャリアコンサルティング等様々な「職務経験」を経験しました。

どの職種も「自分に合わないなぁ」と思ったことはありません。

苦手な職種の場合は、何とか慣れようと努力しました。

さらに「職業経験等」の「等」の内容が分かりません。

行政の文書は「等」「等」「等」だらけです。

総理大臣の答弁も「等」「等」「等」だらけです。

すみません😔 

私の不満の数々は脇に置いておきましょうね。

この文章の通り、キャリアコンサルタントが支援してくれれば有り難いです。

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となり、平成14年に、キャリコン側が備えておく「能力要件」が策定され、5年間で5万人の有資格者を生み出そうということが決まりました。

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ここが、我が国のキャリアコンサルティング制度のスタートです。

時の総理大臣は小泉純一郎さんでした。

構造改革の道をまっしぐら!

自民党だけでなく日本も「ぶっ壊す」活動の真っ最中でした。

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平成20年に「ジョブ・カード制度」がスタートしました。

ジョブ・カードってご存知ですか?
(続く)