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元キャリコン、ユーチューバーに挑戦!③

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ところで、現在、キャリコン有資格者は全国に何人くらいいるのでしょうか?

NPO法人キャリアコンサルティング協議会が運営するキャリアコンサルタント登録センターの公表によれば、資格登録者数は約6万人(2021年3月末現在)となっているそうです。

ちなみに厚生労働省は2024年度末までに10万人のキャリアコンサルタントを養成する計画を打ち出しています。

そのため、国は「専門実践教育訓練助成金」という補助を用意して、資格が取得できれば、かかった費用の最大70%まで負担してもらえます。

しかも学科試験と実技試験(ロールプレイ)の合格率は60%近くとなっており、国家資格の割には高い合格率となっています。

国として、いかに早く10万人にしたいのかが分かります。

 

このキャリアコンサルタント資格は、国家資格ですからなかなか有望な資格と思われがちですが、「取ってもムダなんちゃう?」という声があちこちからちらほらと…。

ネットによると、次のような理由だそうです。

①資格がなくても仕事はできる

なんか最初から致命的な理由です。

国家資格には、医師や弁護士といった「資格を持たない人の業務が禁止されている」仕事を連想しがちです(業務独占資格)が、キャリコンの方は名称独占資格ですから、キャリアコンサルタントという名前を使っちゃダメ!というだけで、それに準ずる業務を行うことは禁止されていません。

「へ~そうなのか…😔」ですね。

 

②取得までに必要となる費用が高額

未経験者が資格を得るには、試験の受験資格を得るために養成講座を受講する必要があります。だいたい受講料が30万円から40万円近く掛かります。

その他、受験料や登録費用など全部で40万円以上、1回で合格しなければ50万円近くも掛かってしまいます。

…という解説ですが、個人的には40万円で国家資格が取得できればいいんじゃない?と思う次第です。

 

③正解を出せる資格ではない

医師や弁護士などの専門家への相談と比べても、解決策が提示されにくいという問題点があることは確かです。

「キャリアコンサルタントへ相談すれば大丈夫」という社会的な信頼が醸成されていないことが、「意味がない」と指摘される要因かもしれません。

私もまったく同感ですが、これはキャリコン側の問題です。

資格取得だけを目的にせずに、実践の場で様々な経験を積み、さらに勉強していくことが大事です。

資格取得後も勉強と実践を継続していかなければ、信頼を得ることはできないでしょう。

 

私は、社会人経験が豊富な方が、キャリコン資格を取得して、“小さな会社”の人材育成を担うことが、この資格の信頼性をアップし、本当に役立つ資格になるのではないかと考えています。(ちょっと生意気でしたね💦)