セルフ・キャリアドックの導入を勧めています。
この報告書の説明を見て、「そうかぁ。なるほどですね😙」という人はまずいないでしょう。
分かりにくいです。
分かりにくいから定着していません。少なくとも“小さな会社”では。
厚労省は、セルフ・キャリアドック制度の導入→定着に多大のお金(助成金)を投入しています。
この助成金を申請するために、社会保険労務士(社労士)が大活躍です。
何しろ、一回の面談で会社側は47.5万円貰えます。
助成金の20%程度を申請手数料として貰います。9.5万円です。
キャリコン有資格者に面談料として1万円支払っても8万円以上が手許に残ります。
助成金の導入時に、1000万円近くを荒稼ぎした社労士さんがいて有名になりました。
社労士さんは、セルフ・キャリアドック制度を導入すると、助成金以外にどのようなメリットがあると言っているのでしょうか?
あるHPを参考にさせて頂きました。
「セルフ・キャリアドックの導入によって、以下のようなメリットが挙げられます。
セルフ・キャリアドックの導入によるメリット
・労働者の仕事に対する主体性をアップさせる
・労働者自らが、キャリア・プランを考えることにより、主体的に仕事や職業能力開発に取り組もうという意識を高める
・労働者の適性、職業能力などへの自己理解を深めることができる。それにより、自分なりに工夫して仕事や能力開発にも積極的に取り組もうとする意欲が出る
・社内での昇進に必要な事柄は何なのかをイメージしやすくなり、仕事へのやりがいや向上心を高める
・新規採用職員の定着のための支援、育児休業者などの復帰も支援しやすくなる
・キャリアコンサルティングを実施することにより、新規採用職員などのキャリア・プランを明確化、具体化でき、職場の定着や仕事への意欲向上を高める
・育児休業者、介護休業者などの職場復帰をスムーズに行うことが可能になる
・助成金が出るため、セルフ・キャリアドック制度の導入、キャリアコンサルティングの実施に必要な経費の負担も軽減できる」
このように、あれにもいい😙 これにもいい😙 しかもお金まで貰える💰というような内容には疑問を感じます。
本当に「いいもの」ならば、お金をもらわなくてもやりますし、お金をもらった後、立ち消えにならずに継続して実施しているはずです。
残念ながら、“小さな会社”で継続している会社を知りません。
大きな会社の事情は分かりません💦