インターアクションに勤め始めて不思議な感覚を持つようになりました。
「商品は寂しがり屋」さんです。
商品が売れるためには営業が必要です。
商品自身が、自らを売り歩いたり、「買ってよ」としゃべるわけじゃないです。
商品が売れるためには、私たちヒトが「何か」をしてあげないとダメです。
その「何か」が営業であり、営業の方針を決めるのが企画と呼ばれるものです。
我が社には、60種類ほどの商品があります。
「ちょっとこの商品、売上が悪いなぁ…。何か企画を考えなければ」となり、社長以下みんなで知恵を集めて、「よし、来月からこの企画をやろう!」となります。
となると、売上が伸びます。
「そりゃ、当たり前じゃん!それが、企画の効果でしょう」
そう言われればそうですが、そんなに簡単に売上が上がるならば、毎日、朝から晩まで企画を練っています。
さらに正直言って、一日中企画会議をやっても、それほどウルトラCの企画なんか、簡単に出るものではありません。
ちなみに、最近面白かった本に『捨てる。手を抜く。考えない。』(須田仁之)というものがありました。
著者はソフトバンクの孫正義氏に徹底的に鍛えられた経験があるそうです。
一時期は月に460時間働いていたそうです。
休みなく働いたとしても、毎日15時間ほどです。
よくぞ過労死しなかったものです。
私も、460時間とまではいきませんが、月に300時間くらいは働いた記憶があります。
毎日、たかが10時間程度です😅
この著書の中で、「笑う会議のススメ」という項目がありました。
これは、絶対に真実です。
仏頂面を何十人揃えても、ロクな企画は浮かんできません。
お菓子でもつまみながら、冗談を言い合ったり、笑いの多い会議ほど、ステキな、ひょっとしたらウルトラCの企画が出そうです。
さて、冒頭の「商品は寂しがり屋」さんに戻ります。
企画とか大げさなことではありませんが、商品はかまってあげないと寂しくて、すねてしまって、売れなくなるのかもしれません。
我が社の主力製品はフレコンバッグです。
材質はポリプロピレン。ということは、原料は石油。ということは、生物の死骸ですね。
太古の大昔のそのはるか大昔は、生きてその辺をうろうろしていたかもしれません。
「フレコンバッグが寂しがるわけないやん」と誰が断言できるでしょうか?
(そりゃ、断言できるって😙)
私は、フレコンバッグは生きていると信じています。
(ウソです😅)
彼ら(彼女かな?)は、ちゃんと分かっています。
「最近、全然、私をかまってくれない😢すねちゃう」
ということで売れなくなり、倉庫の隅で寂しくうつむいてしまいます。
これではダメ!売上高目標を達成するわけがない!
ということで、来期は従業員をそれぞれ、商品ごとに割り当てて、毎月・毎日かまってあげることにします。
私は、アスベスト飛散防止室長でもありますから、アスベスト関連のフレコンバッグをかまってあげることにします。
その他の担当は、今晩の全体会議で割り当てます。