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“小さな会社”での人材育成③ 正社員って、何?

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「一緒に暮らそう。俺、正社員に、なる。」

って、カッコいいのか?ダサいのか?

「正社員をエサに恋人を釣るの?」なんて言うと、岩田君のファンから石を投げられてしまいそうです。

 

正社員とは、「雇用期間の定めのない社員」のことで、世界を見回しても類例のない制度です。

「えっ⁈じゃあ、いつまで働くの?」

もちろん定年までです。

「じゃあ、定年までクビにならないの?」

「そうです。就業規則にある解雇事由に該当しない限りクビにはならないです」

「やったぁ!で、解雇事由って?」

「えっ!就業規則も知らなくて働いているんですか?」

「ま…まあ、そうだけど…、誰も就業規則なんて見てないよ!」

正社員をクビにするのは難しいです。

しかし、正社員の方は自由に「辞〜めた」と言えます。

そんなの不公平ですが、会社の方はあまり文句を言いません。

会社を辞めたい人を引き留めてもロクなことはありません。

むしろ、日頃から「やめてもらいたいなぁ」と思っていた人のことが多いです。

 

大手企業を中心に、日本でもジョブ型雇用が増えているとのこと。

専門知識を持った、専門的な分野の仕事で雇用される制度です。

定例業務の大半をAIが行う時代です。

雇用された分野の仕事がなくなったり、自分より出来る人が来れば解雇されます。

 

今後、正社員制度は、確実に廃れていきます。

正社員制度は、年功序列・終身雇用制時代の古き良き文化遺産として博物館に保管されるでしょう。

 

ところが、"小さな会社"の正社員制度には、もっと積極的な意味があります。

 

会社・社長・経営陣と一体となれる社員

 

が正社員です。

職業訓練の生徒に「私、会社と一体になんかなりたくないから、正社員を望みません!」と宣言した女性がいました。これはこれで超カッコいいです。

 

会社は、正社員であろうがなかろうが、会社に必要な人は雇用し続けます。

必要でない人を、必要な人にするのが、人材育成です。

ですが………必要でない人を必要な人にするのは、なかなか難しいです。