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 『一生働きたい職場のつくり方』を読む⑥

第3章 「働きがい」を創れば、中小企業こそ発展する

 

「働きがい」って何でしょうか?

ちょっと古い資料ですが転載します。

ビジネスSNS「Linkedin(リンクトイン)」が世界26カ国のユーザーに実施した調査で「今の仕事にやりがいを感じている」と応えた割合です。

多くの日本人が、イヤイヤ仕事をしているのでしょうか?

その昔、高度成長期の日本では、長時間労働も休日出勤もいとわず、会社の命ずるままに転勤もするということが当たり前でした。

私が若い頃、つまり30年から40年くらい前までも当たり前のこととして考えられていました。

そのことによって、経済的豊かさや、年功序列制度に基づいた出世が保証され、家族を守ることにもなっていました。

「24時間戦えますか~♪」ということが、ギャグではなくカッコいいことだと思われていました。

 

昭和52年に「ゆとり教育」が導入されました。

詳しい内容はよく分かりませんが、自分の人生の充実、日々の生活で得られる幸福感などを大切に考える人たちが増えているような気がします。

ワーク・ライフ・バランスという言葉を頻繁に耳にするようになりました。

「ライフ」そのものをいかに充実させていくか、その中で「ワーク」をどう位置付けていくかというふうに価値観が大幅に変わったのではないでしょうか?

もはや仕事が最優先ではなくなったようです。

 

我が社の社長が時々口にすることを紹介します。

「みんなに会社を利用して欲しいんだ」

 

この発言は、ものすごい発言だと思います。

社長は22年前にゼロから会社を立ち上げました。

様々な苦難が押し寄せてきたと思います。

その苦労の結果、今の顧客管理システムがあります。

自社所有ビルもあれば、倉庫もあります。

机・備品・パソコン類、すべて「起業」に必要なものは揃っています。

「他に売りたいものがあれば、フレコンバッグ以外でも売ればいい」

ただ、そう言われても「働きがい」にはならないようです。

 

「働きがい」とはなんでしょうか?

もう少し続けます。