「働きがい」のある職場というのは、何も従業員側だけが望むことではありません。
何よりも社長が一番望んでいます。
2年前に、各自の「強み」が一番発揮できるようにと、個人ごとに面談を行い、各自の「強み」を引き出そうとしました。
半分は成功で、半分は失敗したように思っています。
私もその昔は、「強み」などを意識して働いたことなどありませんでした。
自分の職務は会社から与えられるものだと思って疑いもしませんでした。
その考えが変化したのは、転職後に勤めた“小さな会社”での経験からでした。
スカウトされた会社で大失敗して、3ケ月でクビになり、知り合いのコネで無理矢理入った会社でしたので、特に私のために用意された仕事なんかありません。
入社初日に「私の業務は何でしょうか?」との質問に対して、社長は「そんなもん、自分で考えろ!」と言われました。
今考えれば何も不思議ではないのです。
自分が活躍できる場所は、自分で作らなければならない。
それが“小さな会社”のルールです。生まれて初めての洗礼でした。
必死に、自分の「居場所」を探して作りました。
半年前に大手企業から入った男性は、いつまでも大手企業の体質が治らずにクビになってしまいました。
大手企業では、60~70%くらいの仕事ぶりで、要領よく泳ぐことができますが、“小さな会社”では、常に90%以上の頑張りが必要です。
それはさておき、今年から毎月1回、個人面談を実施するよう社長にお願いし今回で3回目です。
「強み」の発掘というより、「決められたこと」をちゃんとやっているの?
ちゃんと挨拶はしているの?笑顔で仕事をしているの?感謝の気持ちをもって仕事をしているの?等々
ベテランの従業員には怒られそうな内容ですが、やはり基本は何よりも大切です。まずは基本ができてから、売上や企画やお客様サービスですね。
偶然、次の本を見つけました。
読んだわけではないのですが、「月30分の対話で社員が、自分から動き、やる気が続き、いきなり辞めない」のならば、なかなか有り難い話です。
また読んでみて、参考になりそうなところは反映させたいと思います。