第5章 「働きがい」あふれる会社を創る5つのステップ
〇モチベーション曲線で、社員の思いの原点を探る
私の職業訓練講師の時代でも、このような曲線を作ってもらっていました。
もちろん、私自身の曲線も作ってみました。
「何がきっかけでモチベーションが下がっていったのかが明らかになれば、この後のステップである動機形成の際のヒントにもなるはずです。(中略)
社会人になる前の子ども時代、学生時代の変遷をしっかり見ることも大切です。というのも、仕事やキャリアへの思いや価値観の原点が、子ども時代や学生時代にあることも多いからです」(P128)
はっきり言います。
社長との面談で、このような資料を真剣に書ける従業員の会社は、まったく問題がありません。今後も、どんどん伸びていくでしょう。
若い人はプライベートのことはあまり開示したがらないです…。
社長や上司が、いくら「何でも言ってごらん。キミのことをもっと知りたいんだよ」と言ってくれても、基本的に警戒しています。
なかなか、本心や本音を開示したがりません…。
というのが、一般的ですが、実はとても自分のことを話したいのです。
自分のことをとても理解してもらいたいようです。
キャリコン経験を通じて様々な人と面談をして分かったことです。
特に若い人は、自分のことを知ってもらいたいものです。
強がっていますが、自分のことを理解してもらいたいものです。
ただ、「誰に」理解してもらいたいか?ということには敏感です。
残念ながら、理解してもらいたい相手は社長や上司、同僚でもないようです。
まして親や兄弟姉妹でもないようです。
若い人だけでなく、多くの人、私自身も含めて、誰に一番理解してもらいたいのでしょうか?
少し考えてみることにします。