人を動かす原則① 批判も非難もしない。苦情もいわない。
「三十年前に私は人をしかりつけるのは愚の骨頂だと悟った。自分のことさえ、自分で思うようにはならない。神様が万人に平等な知能を与えたまわなかったことにまで腹を立てたりする余裕はとてもない」(ジョン・ワナメーカー 米国実業家)
“他人のあら探しは、何の役にも立たない。相手は、すぐさま防御態勢をしいて、なんとか自分を正当化しようとするだろう。それに、自尊心を傷つけられた相手は、結局、反抗心をおこすことになり、まことに危険である”(P14)
“世界的に有名な心理学者B・F・スキナーは、動物の訓練では、善いことをしたときにご褒美をやった場合と、まちがったときに罰をあたえた場合とをくらべると、前の場合の方がはるかによく物ごとを覚え、訓練の効果があることを実証した。また、その後の研究から、同じことが人間にも当てはまることが明らかにされている。批判するだけでは永続的な効果は期待できず、むしろ相手の怒りを買うのがおちである”(P15)
“およそ人を扱う場合には、相手を論理の動物だと思ってはならない。相手は感情の動物であり、しかも偏見に満ち、自尊心を虚栄心によって行動するということをよく心得ておかねばならない“(P27)
“人を非難するかわりに、相手を理解するように努めようではないか。どういうわけで、相手がそんなことをしでかすに至ったか、よく考えてみようではないか。そのほうがよほど得策でもあり、また、おもしろくもある。そうすれば、同情、寛容、好意も、おのずと生まれ出てくる”(P32)
はい、もうこの原則だけでも、相手は動きそうです。
従業員が、お粗末なことをしでかしても、「批判も非難もしない。苦情もいわない。」
そうすれば、その従業員はおのずと自分の非を認め、もう二度とお粗末なことをしないだろう………かな?
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