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コンテナスロープのインターアクション

『人を動かす』 Chapter1 人との正しい接し方 02

相手の立場をよく理解する。

まったくその通りです。

ですが…

このような内容に接しますと、現役のキャリアコンサルタント時代であれば、「ふむふむ。なるほど、上司はそうあらねば部下は育たないんだよね」と思っていたでしょう。

最近、徐々に疑問が膨らんできています。

批判よりも寛容さが部下を育てるのは確かです。

徒に叱りつけては育ちません。

逆に、部下の側でも、社長を(心の中で)批判ばかりせずに、寛容の気持ちを持たなければ社長は育ちません。

私、43年の社会人生活の中で、平社員・係長・課長・部長・取締役・常務取締役・専務執行役員・社長(雇われ社長ですが…)を経験しています。(ついでにNPOの理事長も経験しています)

やってないのは副社長くらいか😙

従業員はどこまで社長のことを理解しているのでしょうか?

 

以前、取締役をしていた会社でのこと。

20人くらいの“小さな会社”でした。

日頃は強気の社長が、いつになく暗い表情をしています。

2~3人の従業員の前でした。

「会社っていうものは、いつ潰れるかわからんものじゃぞ」

「そんなことないでしょう。我が社は潰れないですよ。」

と最古参の従業員(当時40歳台前半)が怒ったように言いました。

「アホ!そんなことは言い切れんぞ。ウチだっていつ潰れるかわからんぞ」

「社長は、我が社が潰れたら何をするんですか?」

「わしか?……わしは、リヤカーに野菜でも積んで売り歩くさ😙。お前はどうするんだ?」

(間髪入れず)

「私は、そのリヤカーを後ろから押します!」

 

強靭な会社(小さな会社)とは、このような会社です。

いまだに抜群の売上高と利益を計上している会社です。