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コンテナスロープのインターアクション

『人を動かす』 Chapter1 人との正しい接し方 03

「相手の気持ちを考えないやり方は、好ましくない結果を招くだけです。」

もちろんです。

 

私の目的は、あくまでも“小さな会社”を強靭にして、会社の売上げを伸ばし、併せて従業員の年収も大幅にアップさせる方法を考え実践することです。

「お金が多い=幸せ」とは言い切れませんが、「お金が少ない(貧乏)=かなり不幸」という等式は成り立ちそうです。

 

“小さな会社”の経営者は、基本的に感情の起伏が激しいです。

それは、会社と自分の人生が一体となっているからです。

売り上げが上がらない時は、聖人君子ではないので、かなりイライラします。

そんな中、従業員がノー天気にヘラヘラしていたら、「相手の気持ちを考え」る余裕もなく怒ってしまいます。

そんな時は、従業員の方も「相手(社長)の気持ちを考え」て欲しいものです。

前回エピソードを披露した会社では、「リヤカーの後ろから押します!」と答えたTさんが、もっぱら怒られ役でした。

社長の方も、まあ安心して怒れるようで、ストレスを発散していました。

Tさんの方も、怒られても「屁」でもありませんでした。

 

「だったら、こちらから辞めてやる!」というような人は、“小さな会社”に向かないです。お互いのためです。大きな会社に行って下さい。

ジョン・デューイの「人間の最も強い衝動は、重要人物になりたいという欲求だ」という言葉ですが、果たして「重要人物」になりたいという欲求があるのでしょうか?

むしろ「重要人物」よりは、あまり注目されたくない方を選ぶのではないでしょうか?

私が現役のキャリアコンサルタントだった頃のイメージとしては、最近の人はワーク・ライフ・バランスを絶対的な正解としていますので、なにも仕事を通じて重要人物にならなくてもいいじゃん…という考え方のようです。

その割に、当たり前の給料分の仕事をしただけでも「ちゃんと評価されていない!」と怒るような人もいました。

 

「部下を気持ちよくその気にさせるのも、上司の器量のうちです」

そうであれば「社長を気持ちよくその気にさせるのも、従業員の器量のうち」です。

“小さな会社”にも前職のTさんのような人がいれば、超・強靭になりそうです。

 

「人を動かしたければ相手の欲求を満たせ」

その通り、どっちもね。