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パーパス経営➀~“小さな会社”の強靭化(再考)

「企業理念なんて作って、一体何になるんだ☹」

同じように「ミッション」や「ビジョン」なんか、毎日の経営に何のプラスになるのやら。

ハローワークに勤めていた頃、中小企業の二代目さんとか三代目さんの若い社長さんと話す機会が多かったです。

彼らは、大学卒業後、大手の上場企業で数年働いた経験がありますので、父親の会社に戻った時に、軽い(重い?)カルチャーショックに見舞われます。

お父さんかお祖父さんが作ったであろう「経営理念」は残っていますが、たいていは壁に掛けられホコリまみれになっているとか、ひどい場合は何かの衝立の陰で見えなくなっています。

お父さんだかお祖父さんだかが、松下幸之助の『道をひらく』あたりを読んで、「我が社にも経営理念が必要じゃ」だかで、勉強好きな重役に作らせた経営理念。

作った当初は、朝礼で従業員にも宣言させたりしていたのでしょうね。

宣言と言えば、ハローワークの大阪人材銀行というところで働いていた時、朝礼時に窓口対応十か条を一人ずつ宣言させられました。

「わっ😲昭和チックぅ」って面白がっていました。

 

昨今では企業理念を唱えさせる会社も少なくなってきたでしょう。

そこで、ミッションとかビジョンが登場。

でも従来の企業理念とどう違うの?

漢字で書こうが、英語で書こうが、言ってる内容はまったく同じ。

つまり、従業員からみると「そんなの関係ねぇ」でしょうか。

いつの世でも、企業理念やミッション・ビジョンは「お偉いさんのもの。私ら従業員には、そんなの関係ねぇ」だぜぇ。

 

では、パーパスは?

パーパスも同じように「関係ねぇ」のでしょうか……な?