コンテナスロープ/バンステージ/バンニング

コンテナスロープのインターアクション

ところで、我が社の従業員は幸福なんだろうか? ①

私、我が社での仕事の傍ら、NPO活動として月に一度セミナーを開催しています。

セミナーのタイトルは、“リアップ・セミナー”と言います。

Retry(敗者復活戦)+Upstart(成り上がる)を略してReUpとしています。

順調に人生を歩んで来て、今も順調そのもので、将来も明るい未来…という人には縁がないセミナーです。

事情はともあれ、一度も二度も三度も………挫折した人向きのセミナーです。

最高齢の方は82歳。一番の若者は28歳です。

 

 

我が社の従業員のうち、生え抜きは2人だけです。

大学を卒業して我が社に入り、ずっと辞めずに頑張っています。

あとの8人は、私を含めてすべて転職組です。

最高齢は私及び同年齢の計3人。

一番若い者は28歳です。ちなみに彼は生え抜きです。

残り8人はRetryです。

敗者復活戦と呼ぶのは可哀想ですので、再挑戦と言っておきましょう。

 

生え抜き組を含めて10人全員、みんな成り上がろう!と思っているのでしょうか?

先述したように、“小さな会社”はチャンスが満載です。

頑張れば必ず評価されるし、責任さえとれば何にでもチャレンジさせてくれます。

特に我が社の場合は、「成り上がれる」可能性に満ち満ちています。

しかし、私から見ても、なかなか「成り上がろう」とはしていません。

正直って、理由がまったく分かりません。

実務をキチンとこなしている従業員から見ると、「何言ってるんだ!私たちが実務をこなしているから、あんたはのんきに仕事ができるんじゃないか!」と叱られそうですが、前職では実務もこなしながら、様々な業務改善を行ったおかげで評価してもらいました。

今の我が社の従業員の倍は働いていました!と自信をもって宣言できます。

土日祝日も可能な限り出勤していました。

別に無理強いされていたわけではありませんでしたが、仕事が楽しくて楽しくて仕方がありませんでした。

その時、46歳でした。

一回目の転職を失敗したので、仕事があることが有り難くてありがたくて仕方がありませんでした。とても幸福でした。年収も面白いほど上げてもらいました。

 

今の若い人には理解してもらえないかもしれません。

ワーク・ライフ・バランスには真っ向から背いていました。

 

「成り上がる」ための最低条件は、その人に人生の目標があるかないかの一点です。