コンテナスロープ/バンステージ/バンニング

コンテナスロープのインターアクション

こうして社員は、やる気を失っていく……の? ②

早速、この本の概要を眺めてみます。

 

冒頭、次のような質問から始まります。

「あなたはなぜ、この本を手に取りましたか?」

次のページがこのようになっています。

『7つの習慣』でS.コヴィは、自ら動き出す人のことを「主体性がある」と説き、7つの習慣の筆頭の第1の習慣としました。

「私達は人間だけに与えられた「想像、良心、意思、自覚」という重要な能力によって、究極的には、何が起ころうとも(刺激)、それが自分に与える影響(反応)を自分自身の中で「選択」することができる。

これらをふまえて、「主体的である」ということを考えてみる。

私達の行動は、自分自身の決定と選択の結果である。

私達は感情を抑えて自らの価値観を優先させることができる。

「主体的」とは、自発的に率先して行動することだけを意味するものではなく、人間として、自分で選んだ人生の責任を引き受けることも意味する。」

なかなか難しい内容であるが、要するに「自分の責任でちゃんとやりなさい!」ということでしょうか。

 

ここで大事なのは、自分の人生を自分で選びなさい。そして選んだ以上は、キッチリとその責任を取りましょう!ということではないでしょうか。

そのような従業員が揃っていれば、

社長が「あれやれ!これやれ!何でやってないんだ!ちゃんとやりなさい!」と言う必要がなく、従業員が自ら動き出し、ちゃんと成果を上げている…そんな会社になるのではないか?

 

そんな、理想的な会社なんかあるの?

それが、あったんです。

46歳から55歳でクビになるまで勤めた会社がそうでした。

社長は………一日の大半を………寝てました😅

このブログを読まれたら叱られるでしょうが、それほど「あれやれ!これやれ!」と言わない社長でした。

しかし、従業員は皆んな常に社長の視線を背後に感じていました。

もちろん、実際に見られているわけではないのですが、従業員は皆んな「こんな場合、社長ならばどう考えるだろうか?」と常に自問自答していました。

従業員同士で打ち合わせることも頻繁でした。

社長は常々「お前たちで話し合って決めろ。その結果だけを持って来い」と言っていました。

その社長は大学を卒業してすぐに父親(創業者)の会社に入り、ずっと経営者をやっていました。

古株の社員に聞くと、若い頃は口うるさい社長だったそうですが、私が仕えた頃は50歳代半ばで、ある意味超然としていました。

故に必然的に従業員が社長になり替わって考え行動する必要があったわけです。

その意味で、主体性のある従業員ばかりでした。

そして恐ろしく「強い組織」でした。

大手企業から中途で入ってきた方は、みるからに主体性の無い指示待ちの人でしたから早々に辞めて(実質的にはクビ!)いきました。

 

このような経験を踏まえて、主体性がある従業員が揃った会社は、間違いなく強い会社だと思います。

 

さて、この本の概要です。

 

 

何か楽しそうですね。

早速読んでいきましょう。