4.「やる気」のない人が集まる負のスパイラルを断ち切る
“企業文化には、大きく2つの力があります。1つは、違うタイプの人をも、いつしか同じ考え、行動に染めてしまう力です。もう1つは、磁石のように、似たタイプの人々を引き寄せる力です。”(P31)
要するに、いくら「やる気の固まりのような」人が入ってきても、それまでの「やる気のない」人が、寄ってたかってやる気を削ぐようにしてしまう。ということでしょうか?
しかも「やる気のない」人が揃っている会社では、どうしてか「やる気のない」人が入社してくる。
…ということでしょうか?
これは一概に「そうで~す」とは言い難いです。
このブログの対象である“小さな会社”(小規模事業者。概ね、社員が20人未満)では、この理論は成り立ちにくいです。
“小さな会社”では、「やる気のある人」が入ってくると、まず社長が評価します。
社長に評価されると、ますますやる気が出てきます。
「やる気のない」従業員も、それを見て「あれ?このままじゃ自分の地位を盗られてしまう」という危機感を感じて、少しづつやる気が出てきます。
“小さな会社”の社長は、従業員一人ひとりに目が行き届きます。
せっかく入った「やる気のある」従業員がまわりに潰されて、「やる気のない」従業員になっていくのを黙って見ている社長はいません。
問題は「やる気のある」人が、なかなか入ってこないことです。
入社した後に、会社の雰囲気に潰される人は、最初から「やる気のある」人ではないのです。
規模は小なりといえ、今後の成長が見込まれる会社が、どのようにして「やる気のある」人を採れるか?
また、どうすれば今の従業員が「やる気のある」精鋭部隊に変わるのか?
それが知りたいのです。
どうすれば「やる気のある」人が入り、現在の従業員が精鋭部隊になるのか?
お金や休みも一つの要素でしょうが、多分、それだけではないと思います。