多くの人に共通する「やりがい」の2つ目は、
“人は、誰しも自分がやったことを認められたいもの”(P48)
「承認」「称賛」「尊敬」です。
“「ヒト・モノ・カネ・情報」などと言われる経営資源の中でも、人(ヒト)ほど難しいものはありません。たとえばお金自体には意思がありませんので、使う側の意図だけで決められます。しかし、人には意思があります。感情もあります。使う側の意図どおりには動いてくれないのです。”(P49)
あれ?
・承認されなければ動かないの?
・称賛されなければ動かないの?
・尊敬されなければ動かないの?
“あなたの会社には、感謝の言葉や気持ちを伝え合う文化はありますか?管理職は、部下が素晴らしい仕事をしてくれたとき、きちんとほめていますか?難易度の高い仕事や、急ぎの仕事をやり遂げてくれたとき、感謝の言葉を伝えていますか?
もしも多くの管理職が「仕事はやって当たり前」「給料をもらっているのだから、それぐらい当然」と考えているようなら、その組織や会社は危険です。メンバーのモチベーションは下がり続け、辞める人すら出るでしょう。
「社会的動物」と言われる人間にとって、周囲との関わりは、それぐらい大事なものなのです。“(P49)
そりゃ、わかります。
部下が「素晴らしい仕事」をしたときや、「難易度の高い仕事」や「急ぎの仕事」をやってくれればほめない会社はないですよ。
そんな管理職や経営者はいません!断言できます!
問題は、素晴らしさ・難易度・急ぎに対する基準が、従業員と管理職・経営者との間で違い過ぎることです。
最近の若い人(という言い方はイヤだけど)「ちゃんと毎日遅刻もせずに出社して、ミスもなく仕事をしているのにほめてくれない!」と怒っているのです。
「いやいや💦それが給料分だから…」と言っても通用しません。
これは、長くアルバイトをしてきた弊害ではないかな?と思っています。
私が学生の頃のアルバイトは家庭教師か肉体労働と相場が決まっていました。
最近はコンビニやスーパーでアルバイトする学生が増えています。
しかも、半年とか1年とかではなく、学生時代を通して特定のコンビニでアルバイトをしていた剛の者もいます。
そのような勤務先は、突然辞められたら困るので、時給分の仕事(作業?)をしていても、「〇〇君、今日も頑張ってくれたね~。ありがとうね😚」とほめます。
でないと、辞めちゃうからです。
彼ら/彼女らは、「ほめてくれないから」と言って辞めても、次から次にアルバイトの仕事はあります。
困るのは、コンビニのオーナーです。
ですから、今日も「よく頑張ってくれたね~」といって、彼ら/彼女らを甘やかします。
彼ら/彼女らは、ほめられ続けて社会人になって入社します。
「あれ?ちゃんと仕事(作業?)をしているのに、ここの上司(社長)はほめてくれない😢
「きっとブラック企業だぁ~😲」となります。
こういう会社側(経営者側)の考えは…もうダメな世の中なのですか?