“小さな会社”(小規模事業者)の社長のありそうなType…です。
Type1 従業員とまともに向き合わない社長
従業員「ちょっといいですか?」
社 長「ん。何?」
従業員「あの~。じつはちょっと相談があって…」
社 長「何、用があるなら早く言って!」
ありそうですね。
この改善策を記載しています。
【改善策】
コミュニケーションの基本、傾聴のスキルで信頼を築く。
“部下は自分の仕事の目的を達成するための道具くらいに思っていませんか?その気持ちが、態度に現れているのです。まずは、人としてきちんと相手を見ることが大切です”(P55)
確かに部下(従業員)を道具くらいに思ってはいけません。
それは、経営者としてよりも人間としてあきません。
そんな社長ならば、その会社はそのうち先細っていくでしょう。
ただ、逆に従業員は社長のことをどのように思っているのでしょうか?
会社がどのような状況であっても、必ず給料日には給料を振り込んでくれる人とでも思っているのでしょうか?
夏・冬には、何があっても、必ずボーナスを払ってくれる人と思っているのでしょうか?
日頃から、キチンと会社のこと、自分の役割のことを考えている従業員の相談には、どのような社長であっても“傾聴”します。
それでも、
従業員「ちょっといいですか?」
社 長「ん。何?」
従業員「あの~。じつはちょっと相談があって…」
社 長「何、用があるなら早く言って!」
という対応をされる時には、社長自身が急ぎの用事があったりする場合です。
その時には、
社 長「何、用があるなら早く言って!」
従業員「すいません。何かお急ぎのようですが、後ほど相談しましょうか?」
というくらいの心がけがあってもいいのでは?礼儀のレベルです。
そうすると、
社 長「あっ!申し訳ない。急ぎでなければ、あとでじっくり聞かせてもらうよ」
となります。
“小さな会社”では、何ごともお互いさまです。