コンテナスロープ/バンステージ/バンニング

コンテナスロープのインターアクション

こうして社員は、やる気を失っていく⑬

ちょっとひと休み😅

 

まだ書籍を三分の一ほどしか読んでいませんが、どんどん社員はやる気を失っていきます。困ったものです。はぁ😢

 

今日、小一時間ほど社長と話しました。

そんなに大げさな話ではありませんでしたが、どうも社長と従業員の感覚がズレる時があり「何でだろうかね?」という、まあ他愛ないおしゃべりでした。

私が当社に関わり始めて3年半経過しています。

売上高も徐々に増えており、毎日、忙しいながらも良い雰囲気の中で業務ができています。

ただ、時々、社長から「考え方がズレているなぁ…」という言葉が出ます。

日頃から「自分の考えとズレないようにしてください」とよくおっしゃっています。

 

ズレの原因は何か?

 

社長のお父さんは商売人でした。兄弟姉妹もみな商売をしています。

社長には基本的に「商売人の血」が流れています。

私が以前勤務していた“小さな会社”も親子二代で商売をしていました。

というか跡を継いでいます。

私が仕えた二代目さんは、生まれた時から商売人の父親の姿を見ながら高校~大学と進み、卒業式の翌日から「家業」を継ぎました。

その息子さんも、東大を卒業した次の日から、家業に「入社」しました。

私がよく知っている別の社長さんは三代目さんです。

一流大学を卒業して、超一流企業で「修行」したあと30歳台前半で「家業」を継ぎました。

“小さな会社”の社長さん達には「商売人の血」が流れています。

そこに、「商売人の血」が流れていない従業員が入ってきます。

従業員のお父さんは、ふつうのサラリーマンか公務員の比率が高いです。

「サラリーマン・公務員の血」が流れています。

 

そりゃズレます。当たり前です。

 

どちらが良いとか悪いとかではありません。

社長は自ら「商売人の血」を入れ替えるつもりはないし、もしそんなことをすれば会社はおかしくなるでしょう。

 

従業員の方は、普通のサラリーマンになりたかったならば、大企業かそこそこの規模の会社に行った方がよかったでしょう。

そこには優しい先輩がいて、真面目な課長さんがいて、面倒見が良い部長さんがいて、仕事ができる取締役がいて、常務やら専務やらよく分からない雲の上の人がいて、一日に一度見るか、一か月に一度見るか、それか御用納めと仕事始めの時だけ見る社長さんがいます。

公務員になれば、統括とか主事とか参与とか意味の分からない役職の人がわんさかいて、その上には課長や部長がいて、その上にはなんやらよく分からない役職の人たちがいっぱいいます。

嘱託や非常勤職員といった人たちもいます。

 

しかも、大企業・中堅企業、役所には「転勤」という制度があります。

どんなに憎たらしい上司がいたり、(自分にとって)雰囲気の悪い職場環境であったとしても、しばらくガマンすれば転勤というラッキーな制度があります。

 

“小さな会社”の社長は基本的に「商売人」です。

そこで、従業員がサラリーマン気質で働くならば、

 

そりゃズレます。当たり前です。

 

社長は、みんなと一緒に「商売」をしたいのですが、みんなは「仕事」または「作業」をするために入社しました。

社長は、一生懸命に「商売」の心得を説きますが、みんなにはピンときません。

「決められた仕事をすればいいんでしょ」です。

 

ズレは広がる一方です😢

 

さて、“小さな会社”での人材育成とは…?

一番良いのは、みんなで商売人になって、商売をすれば、

 

少なくとも、ズレません。

 

多分、ここに“小さな会社”で人材が育たない原因があり、商売人だらけの“小さな会社”は超強力な会社になる可能性が秘められていると…思うようになっています。

 

来週、個人面談を実施します。

「あなた、サラリーマンやめて商売人にならない?」と提案すると、どんな顔をするでしょうか?