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コンテナスロープのインターアクション

とても強い“小さな会社”のお話 ⑨

◆社長になれ!………えっ!マジ?

 

忙しいけど、充実度100%の毎日が続きました。

大手企業から“小さな会社”に転職し3ケ月でクビ!

2週間の失業の後に入った“小さな会社”で2年ほどが過ぎたある日。

いつものように、賃貸ビルを巡回していると、携帯電話に社長から電話が入りました。

「お前、ちょっと社長になってくれ」

😲😲😲😲😲

この会社に入って2年、大概のことでは驚かなくなっていました。

しかし、いくらなんでも、「社長になれ!」😲しかも携帯電話で。

「事情は今度博多に入った時に教えるから「名義だけだから気軽に考えろ!」

気軽って…💦

要するに、色んな大人の事情があって、誰か(文句を言いそうにない奴)に、とりあえず、名義上(要するに登記簿上)だけ社長に据える必要があったわけです。

Y顧問からは「よく考えて返事をしろよ。そんなに簡単な話じゃないぞ」とアドバイスを受けました。

その頃には、顧問の出勤日は週2回になっており、出勤日は物件を回りながらレクチャーを受け、終業後には近くのなじみの焼き鳥屋からなじみのスナックへ行って、なじみの演歌を歌うというルーティンになっていました。

「よく考えろと言われても…」

受けるしかないというあきらめよりも、「人生一度くらい社長になってみよ😙なかなか出来ない経験じゃん」と前向きに受けようと考えました。

しかし、今となって思います。

「社長なんか、絶対に絶対に絶対にやるもんじゃない!」

いくら大金を積まれても社長だけはこりごりです。

しかも、当時は全然大金は積まれませんでした。

とりあえず社長を受けた瞬間から、やることがいっぱい💦

取引銀行への挨拶、主要取引先への挨拶及び営業、業界団体への出席等々。

現地には責任者がいましたが、最初のうちは、何か大人の事情があるようで、私のことを敵視というか…奥歯にモノが挟まったような口調でした。

それから6年間、社長として月に1、2回ほど現地におもむく状態が続きましたが、そんな状態で経営がうまく行くわけなく、その会社を潰しかねない状態に陥り、その後、私自身が解雇される理由の一つになりました😢

貴重すぎる経験でした。