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PART1 会社の見方③ 理想の社長像

【社長の見方】

社長のやさしさとは何でしょうか?

社員の望む理想の社長像とはどんなものでしょうか?

社内でアンケートをとれば、おそらく次のような回答が多いでしょう。

・社員に対してやさしく接する

・社員の意見をよく聞く

・社員誰にでも公平に接する

このような会社は、間違いなく事業が行き詰まります。

時として社長は、事業を継続するために、社員に対して厳しい態度で臨まなければならないことがあります。

もちろん、事業を行う以上、社員にはあらゆる点で事業に協力的になってもらう必要があります。

しかし、それと緊張感のない組織、ユルい人間関係を構築することとは別問題です。

会社は人気投票の場ではありませんし、社長は人気者である必要はありません。

社員が自分の人生をゆだねることができる、頼れる人間でなくてはならないのです。

ただやさしいだけで雇用の不安を与えるような社長が、決して理想の社長ではないはずです。

厳しさの中にあるからこそ、やさしさというのは社員の心に響くものです。

そのような大人の関係を社長は社内に構築しなければなりません。

それが本当の「理想の社長」であるはずです。

 

【社員の見方】

…って、よく分かっているけど、叱られたら正直ヘコむよね。

学校の先生や親にもあまり叱られてことがないのに…

私たちって、あまり叱られ慣れていないんだよね。

学生時代のアルバイト先の社長や店長は、ミスしても色々と気を遣ってくれたのに、会社に入るとミスしたら叱られる…ってアタマでは分かっているけど、実際に叱られたらイヤだなぁ…。

パワハラかなって思うような叱り方もあるような気がする。

叱らずに、キチンと注意してもらえば、キチンと分かるから!

【キャリコンの見方】

理想の社長とは、会社を倒産させない社長です。

もっと理想の社長とは、会社の業績を伸ばす社長です。

以上。というのは簡単です。

簡単ですが、今後、日本はそんなに甘い状況ではないと思います。

キチンとやっていても会社を倒産させるかもしれません。

キチンとやっていても会社が成長せず、社員の待遇も上がらないかもしれません。

そんな時代を前提に、私が考える「理想の社長像」とは、社員を「成長させる」社長ではないかと思います。

10年後、会社が無くなったとしたら、社員は他でやっていけるだろうか?

その点、“小さな会社”はラッキーです。

やろうと思えば何でもできます。

というか、何でもできる社員が多い会社は強いです。

「私、是非、この仕事がやりたいんです!」と強く伝えれば、高い確率でやらせてくれます。

なんて言うアホな上司が巣食っている会社なんかやめて“小さな会社”に来ればいいのです。

やる気があれば、何でもやらせてくれますよ。

ちゃんと責任を取る覚悟があればね。

今後の日本では、その会社で定年まで働いて、その後は退職金と年金でゆ~っくりなんて世の中は二度と巡ってきません。

今の会社の事業の中から成長の種を見つけて、積極的に社長に対してチャレンジを提案する。

「よし、じゃあ私と共にチャレンジしてみよう!」

私は、そう言ってくれる社長が理想的な社長だと思います。

しかし、そのようにチャレンジする社員は……とても少ないと思います。