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PART1 会社の見方⑭どんな社長を目指すのか

【ポイント】

社長のなすべきことは現場の作業なのでしょうか?

【社長の見方】

社長になろうと考える人は、たいてい、自分の腕に自信をもっています。

しかも、多くの場合、社長は仕事が大好きなはずです。

いくら仕事をしても、まったく苦にならないはずです。

しかしながら、社長が社長たる所以は、自らが業務をこなすからではありません。

腕に自信があり、人よりも仕事ができ、多くの仕事をこなせる人ほど陥りやすいのが、社長が現場に埋没してしまうことです。

悪く言えば、社長が作業員になってしまうのです。

パン職人が独立し、ある経営者の会合に参加したときのことです。

その社長は自分の夢を「一人でも多くの人に自分のパンを食べてもらうこと」と言いました。

しかしこのとき、数社を経営しているある先輩社長がこう言いました。

「それはあなたの仕事ではない。社長は自分の仕事をいかに他人にやらせるかを考えるのが仕事だ。自分がいつまでもパンを作っていてはいけないよ」

社長の仕事の基本とは、作業を自らの手で行うのではなく、どうやって他人に行わせるかを考えることです。

それを毎日少しでも考えている社長と、自分のことだけで手一杯の社長では、さまざまな面で大きな差が出てくるのです。

社長は自分の大好きな現場の仕事に逃げ込むことなく、真剣に組織化を考える必要があります。

それこそがあらゆる社長の目指すべき姿なのではないでしょうか。

【社員の見方】

社長って、あらゆる面で、私たちより仕事ができる人というイメージがあります。

私たち社員は、経理なら経理だけ、営業なら営業だけ、企画なら企画だけ、つまり自分の担当職務だけを知っているけど、社長は全部の仕事内容に詳しいよね。

とてもかなわないです😅

しかも、どうやったらあんなに仕事に打ち込むことができるんだろう?

多分、仕事が大好きなんだろうね😚

【キャリコンの見方】

世の中、ワーク・ライフ・バランスが流行りました。今も流行っているのかな?

そう言えば、ゆとり教育というものもありました。今もゆとっているのかな?

日本人は常に「働き過ぎ」と言われ非難され続けました。

働き方改革が提唱されました。その後改革は進んでいるのでしょうか?

ワーク・ライフ・バランスをきっちり守る社長、ゆとり社長、「働き過ぎ」ない社長、何となく会社が危なさそうです。

そのうち潰れてしまいそうです。

上の【社長の見方】に書かれていることは、とてもよく理解できます。

社長がいち作業員になってしまっては、会社は成長しないかもしれません。

なぜ社長がいちいち作業レベルまで人任せにせずに自らやってしまうのか?

なぜ社長自らいちいちチェックしてしまうのか?

心配だから?

性格的に人任せにできないから?

私はたぶん違うと思います。

たぶん誰よりも仕事が好きなんだと思います。

仕事好きが嵩じて社長になってしまったのでしょう。

「社長は自分の大好きな現場の仕事に逃げ込むことなく、真剣に組織化を考える必要があ」ることは理想であり当たり前のことです。

しかし現実問題として“小さな会社”では、なかなか組織化できません。

社長が部長職もやり、課長職もやり、主任職もやり、ヒラ社員職もやり、もちろん社長職も担当することで、会社が成り立っています。

私が描く理想的な会社は、そんな働き好きの社長以上に超・働き好きな社員たまたま揃った会社です。

仕事は楽しいです。どんなゲームよりも楽しいです。

働く第一目的がお金(給料)だとは思えません。

カッコつけて言えば、充実感ですね。

成果は努力を裏切らない!

人一倍頑張れば、必ず成功する!そんな社員が集まれば、必ず会社は成長する!

そんな可能性を秘めた社員を集め、育てる社長を目指して欲しいです。

う~ん😒 難しいなぁ😔