【ポイント】
自分の商品を愛せない人は、間違いなく、自分の会社や仕事を愛することはできません。
仕事を愛することができない人間が、その仕事で成功するはずがありません。
とっととその仕事を辞めるべきなのでしょうが、そういう人はたとえどんな仕事についても同じことを繰り返すでしょう。
であれば、もう一度今の仕事や商品を見直し、よい点を見つけ、自信を持って売り込めるかどうかを考えるべきです。
【社長の見方】
社長は、絶対に自分から自社製品の問題点を口にしてはいけません。
それを聞いた社員は、積極的に商品を売らなくなります。
社長の弱音は、社員に売れない口実を与えるだけです。
商品を客観的に見れないなど、過度な自信は禁物ですが、社長が自ら率先して自分の商品を愛することが、ひいては自分の会社を愛することにもつながるのです。
ですから、社長は、商品や会社を愛することができない社員には、社内での重要なポストを任せてはいけません。
【社員の見方】
と言われましても、実際に我が社の製品を使用したことがないんだけど…
実際に使用していないものを愛するって…
もちろん、悪いものだとは絶対思わないけど、同業他社の製品と比較することもできないし…
お客様から問い合わせがあっても、「ウチの製品、絶対に間違いないです!」とは、正直言って言い切れないのですが…。
こういうのダメですか…?
会社辞めた方がいいですか…?
【キャリコンの見方】
大学を卒業して入社した会社はゼネコンでした。
まったく希望していなかった業界・会社でしたが先輩に誘われて入ったので、45歳で辞めるまでずっと好きになることができませんでした。
その先輩も、私より早く辞めていってしまいました。
会社を好きになりきれないというのは、とても不幸なことです。
大きな会社だったので、好きな人もいっぱいいましたが、嫌いな人も同じくらいいました。
転職後、民間企業に入ったり、ハローワークや行政機関で働いたりして、今、インターアクションで働いています。
もともとゼネコンということもあり、フレコンバッグ自体は知っていました。
「名義だけ社長」だった会社では中古のフレコンバッグを売っていました。
しかし、自分自身でフレコンバッグを使ったことはありません。
では、インターアクションの会社と製品を愛しているか?
と訊かれれば、100%自信をもって「もちろん!」と答えることができます。
「自分で使ったこともないくせに」
「他社製品と較べたこともないくせに」
でも、自信を持って「愛している」と言えます。
一番のきっかけは、昼休みに社員全員に弁当を提供してもらい、20年に亘る我が社の歴史を振り返る機会を与えていただいたことでした。
会社の歴史を振り返るって、とても大切なことですよね。
製品開発の苦労話や、新規顧客を開拓していく苦労・楽しさ・喜び・落胆等々社長の思いを共有することができました。
他の社員の本音は分かりません。
私自身は「これほど苦労して開発し、様々な知恵と努力によって販路を開拓していき、今でも毎日5社近い新規顧客が生まれる商品と会社が、悪い商品・悪い会社なわけはねぇだろ!」という思いです。
この思いを共有できない社員は、辞めてもらってもいいとまで思っています。
しかし、もし社員をそのような思いにさせていないのならば、その責任は社長とキャリアコンサルタント(但し、「元」キャリコンですが…😅)である私の責任でしょう。
ということで、会社と商品を愛しなさい!
と頭ごなしに言うのではなく、せっかく、命の時間を削って働くならば、
会社と商品を愛して働かなければ楽しくないですよ。
ということを、社員に分かってもらいましょう。
『社長脳を鍛える!』の記述はまだまだ続きますが、明日からは別の内容のブログを開始させます。
社長と10人の社員が、売上高を驚異的に上げて共に幸福になる物語のスタートです。
引き続きご愛読のほどを。