コンテナスロープ/バンステージ/バンニング

コンテナスロープのインターアクション

インターアクションの人事制度のご紹介③

私が河村社長から「我が社は週休3日制なんです」とお聞きした時、少なからず驚きました。

何しろ、”小さな会社”では、週休2日制すらままならない状況です。

ハローワークで求人を担当していた時に求人申込に来た社長に次のように伝えていました。

「最近の応募者、特に若い人は休日数から見ますよ。昔は給料から見たものでしたが、完全週休2日制か否かが、応募するかしないかの最大の判断材料です。」

社長さんたちは、

「そんなことは分かっている。でも取引先が土曜日営業しているのに、我が社が休むわけにはいかないじゃないか!」

と、窓口の私に八つ当たり。

事情は痛いほど分かります。

完全週休2日制とか有給休暇の100%取得とかは、どこか遠いお星さまの国のお話。

ちなみに、ハローワークや他の行政機関の求職支援の仕事では、完全週休2日制、有給休暇の100%取得。

職員さんたちは時間外手当は必ず貰えていたようです。

もっとも、終礼時に管理者の人が「早く帰って下さい!時間外勤務は極力減らすように言われていま~す」と皆さんに注意していました。

ちなみに、ハローワークの前に8年半勤めていた”小さな会社”では、そもそも時間外勤務という習慣がありませんでした。

その日の内にやらねばならない仕事は、何時になってもちゃんと片付けて帰る。それで1日の仕事が終わり。定時も時間外もありませんでした。

その会社での話の続き。

身内が事故にあって駆けつけなければならない時に、「すいません。有給休暇いただけますか?」と社長にお願いすると、

「ゆうきゅうきゅうーか?なんやそれ?」と言われました。

「なんで休んだ日に給料を払わなゃアカンのかな?」と言われました。

からかわれているのは明らかなので、「実は…身内が…」と説明すると、「あほ!早く行ってあげろ!有給でもなんでも使って、今から行け~!」と言われました。

結局、有給休暇扱いではなく、出勤扱いで2日間休ませてもらいました。

もちろん、社長の一存でどうにでもなるというのはコンプライアンス上よくないことだと思いますが、何か「温かみ」を感じました。

話が横道に逸れました。

 

週休3日制に関しては、河村社長との間で何度も「論争」を繰り返しました。

私の頭にあったのは、次の中国の教えでした。

”小人閑居して不善をなす”

中国の古典の「四書五経」のうちの『大学』の中の言葉です。

「つまんない人にヒマ(休み)をいっぱい与えると、ロクなことをしない」

という意味です。

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今から思えば、従業員の皆さまに大変失礼でした………かな?