コンテナスロープ/バンステージ/バンニング

コンテナスロープのインターアクション

とても強い“小さな会社”のお話 ④

◆また福岡にUターン💦

 

大阪支店での仕事がスタートしました。

得意な経理業務。よし頑張るぞ!

 

Uさんは、ひと回り年上の方で、最高に良い人柄でした。

「私の仕事を全部やってもらいますから頑張ってください」

(よし!実力のほどを見せてやる!)

 

と、思ったけど困ったことが発生。

Uさんの1ケ月の仕事が、1週間もあればみんな終わってしまう。

その前に、この事務所、パソコンが無い😲

若いN君が自前のパソコンを持っているくらいで、事務所にパソコンが無い!

Uさんは、請求書や計算書を電卓片手にワープロで作っている。

今から20年くらい前のことだけど、ほぼ全ての会社ではパソコンで仕事をやっていた。

社長いわく「パソコンなんて、仕事しているか遊んでいるか分からん!そんなもんは不要じゃ!」

そういう自分のデスクには立派なパソコンが飾られている(使われている形跡はないが…)

仕方ないので、自宅からパソコンを持参して、Uさんから引き継いだ仕事をやると、1週間ですべて終わってしまう。

 

あとの4週間近くは、やることが無い😢

仕方なく、デスクでやることもなく時間を潰していたら、社長室から社長と番頭のTさんの話声が漏れてくる。

「あいつ、全然仕事をせずに遊んでいるようじゃが。どうしたもんじゃろ?」

Tさんから提案が。

「福岡支店のSさんが、1人で大変みたいです。どうですか行ってもらったら?」

「ふーむ。じゃが福岡から大阪に帰ってきたばかりじゃが…」

「本人に聞いてみましょうよ」

ということで、内緒話がダダ洩れで聞こえておりました。

「はい!行きます!福岡でもどこでも行きます!」

ということで、今回はさすがに単身赴任。

ようやく仕事にありつけそうです。

 

その頃福岡支店では。

前年に、ビルを41棟バルクで購入していました。

全部で1000室です。

この会社はもともと大規模住宅地の仕事が得意。

ビル賃貸業は不得手。

それなのに一気に41棟を仕入れるなんて😲

かなり思い切ったことを実行する社長さんみたいです。

ビル管理のために採用したSさんは、ゼネコンの事務係で未経験者。

毎日の業務、ケツに火がついているとのこと。

というか大混乱しているとのこと。