◆女性事務員さんに反撃されました(1人目)
賃貸ビルの仕事は、なにしろ41棟1000室と分量が多いです。
しかも、繁華街のど真ん中の商業ビルからワンルームマンション、ファミリーマンションと多種多様です。
管理会社を1社入れましたが、この管理会社も色々事情があり素人同然の会社。
そんな中、事務の女性は一人で事務業務に奮闘していました。
もう一人の女性は新人さんですから、教えるヒマもないくらいでした。
毎日夜の10時、11時まで働いていました。
それを見かねた社長から“残業禁止令”が出されました。
なにしろ社長命令です。絶対です。
彼女は5時に一旦、「失礼しま~す」と言って退社し、社長や他の従業員が帰ったのを見計らって再出社していました。
幸い自宅が近くでしたから可能でしたが、社長も薄々分かっていたと思います。
このままじゃマズいな。
徹底的にやり方を変えることにしました。
こちらの事務所にはパソコンが入っており、弥生会計ソフトもありました。
管理会社から送られてくる管理表や入金票などを全部手書きで起票して入力していました。
管理表はエクセルで作成されていましたから、そのデータを利用して伝票を自動で起票できるようにしました。
さらに管理表にチェックポイントを付け加え、滞納や過入金が一目でわかるようにしました。
最初、その女性からものすごい抵抗に遭いました。
慣れ親しんだ業務の進め方を変えるのには抵抗があります。もちろんです。
何とか納得してもらって、併せてそれ以外の手作業の部分を大幅に変更しました。
おかげさまで、毎日定時に帰れるようになりました。
退社後再度(内緒で)出社するわけですから時間外勤務手当も発生していませんでしたので、結果的には喜ばれました。