私は2013年(平成25年)5月から、日本マンパワーが主催するキャリア・カウンセリング資格(CDA)の取得のための講座に3ケ月通いました。
今もますます盛んに講座を開催しているようです。
費用は、お世辞にも安いとは言えません。
しかし、「専門実践教育訓練給付制度対象」とあるように、資格取得できれば261,800円がバックされます。
私の時は、確か20%でした。なんと187,000円の違いです。残念!
この専門実践教育訓練給付制度とは、看護師さんのように緊急に増やしたい資格取得の場合に適用されます。
果たしてキャリコンが緊急に増やしたい資格と言えるのかは、……分かりません。
このキャリコン資格には10万人計画というものがありました。
平成36年度末ということは、2024年度末に10万人。
今年は…2023年…ということは来年の3月末には10万人になっている!
で、今、何人?
23年間で65,842人…ということは、1年当たり多めに見積もっても3000人切れ。
今年1年であと3万人のノルマ😅
いやいやもう達成できないでしょうね。
この資格、取得するのはいいんだけど、まず資格を活かした就職先がない!
➀の民間企業で働く…場合は、その会社の社員に資格を採らせているようです。
キャリコン資格を活かして、どこか民間企業に就職しよっと…というのは少々厳しいです。
②の公的機関が最も多いでしょう。
ハローワークや地方行政の就職支援窓口です。
公的機関で働ければ、収入はそこそこですが、何しろ1年間の契約社員ですから、翌年の再就職の保証はありません。
年末近くなって、職員さんに「私、来年後も大丈夫なの?」と訊いても「私たちにも分かりません。予算次第です」という冷たい返事が返ってきます。
相談者のキャリア形成を支援するキャリコン自身のキャリア形成が覚束ないとは、まったく笑うに笑えないブラックジョークです。
③のフリーランスは、ムリムリムリ!
私が資格を採ったのは、ハローワークに勤務中の時でしたが、ある時ウワサが流れてきました。
「どうやら、キャリコン資格を持っていないと、契約更新してくれないらしいよ」というウワサでした。
文字通り、根も葉もないウワサでした。契約更新にはあまり関係ないようでした。
厚労省では、この資格を定着させるために、新しい制度を導入しました。
それが「セルフ・キャリアドック」制度でした。