コンテナスロープ/バンステージ/バンニング

コンテナスロープのインターアクション

我が社の仕事の”しくみ” その③

では、どうやって「受信する力」を身につけるのか?

第二次世界大戦で戦死した名将・山本五十六の人材育成で有名な言葉があります。

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」

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めちゃくちゃ良い言葉です。感動すらします。

ただ、私には一つの疑問があります。
山本五十六クラスになると、育成する相手も、そこそこの受信力のある若手将校ではなかったのか?
山本五十六と若手将校は、米英を始めとした強敵に打ち勝つために目標を一致させています。
目標が一致していなければ、いくら「やってみせ」ても、「言ってきかせ」てみてもダメで、「ほめて」あげれば意味も解らず「つけあがる」。総じて信頼できない。
となってしまうのではないでしょうか?
”小さな会社”で、山本五十六に学び、なかなか育たない従業員に対して、色々試してみても恐らく人材は育たないでしょう。
まず第一にやらねばならないことは、会社の目標を従業員個々に理解してもらうことではないか?
元・キャリコンとして、アタマだけで考えていた「企業における人材育成のやり方」は、実際にインターアクションで様々な経験をした結果、まずは会社の目標と個人の目標のすり合わせから始めなければならないということがわかりました。
「そんなことは人材育成のイロハじゃないか」と言われそうですが、”小さな会社”では、そのイロハができていないことが多いです。
多分、上場しているような大手企業やお役所でも、実際はできていないと思います。
「仕事を通じて人が成長する」という元・キャリコンの思いは、ますます強くなっていきます。