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コンテナスロープのインターアクション

とても強い“小さな会社”のお話 ⑯

◆強い会社の秘訣~突破力④

 

“小さな会社”が成長して、そこの社長と従業員が幸せになる方法を探っています。

“小さな会社”が「何か」をきっかけにして飛躍できるかどうか?

なにも大きな会社になる必要はありません。上場する必要もありません。

会社ががっつり成長して、社長以下今のメンバーが最高にリッチな生活を送ることができれば良いわけです。

飛躍するための「何か」は、真面目に事業をしていれば、1回や2回は必ず出会うことができます。

その時に、会社全体で一致団結して「突破力」を発揮できるか否かにかかっています。

 

この会社では、このビルを売却できるか否かの時に、社長以下全従業員が一致団結して、とんでもない「突破力」を発揮しました。

最終的に、市役所からは「この建物問題なし」のお墨付きをもらえました。

違法なことは一切していません。権力者を通じて頼んだわけでもありません。

真っ向からお願いしました。

お願いされた行政側にもプラスになる提案をしました。

言葉通りの「Win-Win」でした。

もちろん買主にもプラスなので「Win-Win-Win」でした。

しかし、この処理のために会社側(つまり責任者である私)は想像を絶する苦労をしました。大げさじゃなく💦

数えきれないほどのハードルのうちのひとつだけご紹介。

テナントの居酒屋チェーン数社に始末書を提出してもらう必要がありました。

会社の印鑑証明付きの実印での始末書です。

日頃仲良くしていたあるチェーン店の担当部長は「まあ、うちは社長にお願いして何とかするけど…あのA社だけは絶対に無理だよ。何人かのクビが飛んでしまうよ」と物騒なことを言います。

そのA社に打合せのために上京しました。

担当課長は大げさじゃなく震えていました。

1時間の間、何を話し、どんな説得をしたのかは覚えていません。

とりあえず、「今日の夕方まで待っていて下さい」ということで別れました。

あと4時間待たねば…。

新宿のはずれの小さな公園で、寒さの中温かい缶コーヒーを飲みながら時間を潰していました。

再度訪問して、担当者からもらった言葉は「捺印するように指示が出ました。捺印次第書類を送ります」

さっそく事務所に連絡しました。

受話器の向こうで「やったー😚」というTさんの喜びの声。

きっと社長も固唾を呑んで待っていたと思います。

 

最大の難関を乗り越えてビルの売却は実現し……そうになりました…が、最後の難関が訪れました。