話が横道に逸れますが…
一般的に、時間は過去から現在、現在から未来へと流れていくと考えられています。
本当に?
その昔、太陽が地球の周りを回っているとされていました。
「ちゃうよ!地球が太陽の周りを回ってるんだぜ」と言った人は投獄された時代がありました。
「地球は丸いんだぜ」と言おうものなら、「お前はアホか?」扱いされた時代もありました。
我が国でも、第二次世界大戦前は、「鬼畜米英」と言って、欧米人は鬼か畜生かと思われていた時代がありました。
まあ、鬼のような欧米人もいるでしょうが、大半の欧米人は鬼ではありませんでした。
何が言いたいのかというと…
私は時間は未来から現在、現在から過去に流れているのではないかと思っているのです。マジに。
別に無理して思っているのでもないし、ガリレオ・ガリレイのように命がけで地動説を唱えたいわけでもないです。
もちろん私も以前は「時間は過去から現在へ」派でした。
12年前に会社をクビになった時、クビになった経緯や、それまでの仕事ぶり、はるか昔の若い頃にやらかした不始末、不義理などが、頭の中でぐるぐる思い出されました。
「あの時に、あんなことをしてしまったからバチが当たったんや。あの時にあの人にひどいことをしてしまった罰や。」
あの時…、この時、どんな時…
過去にこだわってばかりで、まったく未来が見えませんでした。
現在ですら、ぼぉーと霧がかかったように不鮮明でした。
まさしく、時間は過去から現在、現在から未来に流れていました。未来があるならば…ですが。
60歳の時に『夢を実現する宝地図』という、みるからに胡散臭い本と出会いました。
ブック・オフで108円でした。
キャリアコンサルタントという資格を取得してハローワークの窓口に座っていた頃でした。
それまでの年収の三分の一になっていました。
「夢が実現するって…そんなことはないだろう💦」と思いつつも、まあ108円だし、別にいいか😅
と思って買い求めてみました。
まさに“藁にもすがる”気持ちで、この本に忠実に「宝地図」を作ってみました。
飛行機が飛び立つときに目的地(空港)を定めずに「とりあえず飛んでみるか」はないです。燃料の問題もありますし。
しかし大半の人は、目的地を定めずに生きているのではないでしょうか?
私もそうでした。漠然とは考えていました。
割と良い年収をもらっていましたから、「このまま働いて、そこそこ貯金を貯めて、できれば高級な有料老人ホームで優雅な老後を」…くらいの「地図」でした。
年収が三分の一になってしまったから、それまでの地図は放棄しなければなりませんでした。
大学受験時代くらいの真剣さで「宝地図」なるものを作ってみました。
65歳になったときの「夢」を描きました。
高級な有料老人ホームではなく、新たにチャレンジできる場が欲しいと願いました。
「幸せのチャンス」が1000倍…とは言いませんが、100倍くらいにはなりました。
毎日、毎日、その宝地図を眺めてから出勤する習慣ができました。
で、5年後の65歳。ほとんどの夢は実現していました。
別に著者の望月さんの回し者ではありません。会ったこともないです。
その時に、人生に目標さえ定めると、その未来の地点を起点にして、時間は未来から現在に流れるもんだなぁと実感しました。
しかも、過去のツラかった思い出も、「この時のためにあったんだなぁ。人生にムダな経験ってないなぁ」とつくづく思えるようになりました。
過去を書き換えることができました。
それ以来、常に未来に目標を定めて生活することを心掛けています。
今でも、時間は未来から現在へ、現在から過去に向かって流れています。
そろそろ、夢アルバムの説明をします。