十分とは言えませんが、様々な人材育成の書籍に目を通しました。
参考になる手法は社長にお願いして実践もしてみました。
主体性の大切さ~自分で考えて主体的に行動することの大切さと面白さ。
…を、伝えようと思っても、なかなか伝わりません。
毎日、頑張って働いてくれますが、自ら考えて動くことの喜びを味わえていません。
味わいたくないのかも…。
時々、自ら考えて動いても、「それ、ちゃんと報告してから動いてよ」となり、社長の思いとズレることもしばしばたびたび💦
ズレ? そうズレ。
社長は別にサラリーマンしたくて起業したわけではないです。
同族企業であれ、一念発起して起業した創業者であれ、「もっと、サラリーマンライフを楽しみたい!極めたい!」と思ったわけではないでしょう。
「商売したい!」と熱烈に思い、思い余って起業という大ばくちに出たのでしょう。
その辺のサラリーマンならば、ビビッて思いとどまるでしょう。
常識的な判断ができる人ならば、そんな無謀なことはできないでしょう。
同族企業の事業承継も同じ感じでしょう。
なぜ無謀なことができるのか?
それは商売人の「血」が流れているからなのです。(たぶん)
大きな組織では、商売人の血は、徐々に薄められて、徐々に組織人にチェ~ンジ!していきます。
それはそれで良いのです。
大きな組織では、「組織」で商売しますから。
商売は「ビジネス」になっています。
大学(または高校)を卒業して、意気揚々と入社した先が、ビジネスをやっている組織であれば、新入社員研修や、上司やメンターや、中堅社員研修や社外研修やらで、手厚く育成してもらえます。
公務員の場合もそうです。もっともっとそうです。
悠々とビジネスマンライフや公務員生活を謳歌すれば良いのです。
最近では、セルフ・キャリアドック制度やらキャリアコンサルティング制度で、「どんな人生を送りたいの?一緒に考えてあげるよ」と優しさあふれる対応をしてくれます。
しかし、ここは“小さな会社”です。
好き好んで入社したわけではないことは重々承知。
本来は、大きな会社のビジネスマンか公務員になりたかったんでしょう😢
ところが、なかなか内定をもらえない。
応募する会社は、どんどん小さくなって、このままじゃ新卒じゃなくなってしまう。
不利になっちゃう。困っちゃう。親も心配しちゃう…です。
そこで、卒業までに決まらず、卒業して半年後に入ったのが“小さな会社”
生まれて初めて聞く社名です。
一方、スタートこそ、そこそこの規模の会社に入って、そこそこの研修を受け、そこそこの上司や先輩に巡り会ったものの、人現関係に疲れたり、なかなか評価されなかった時に、テレビを観たら「ビズ・リーチ!」や「デューダ!」の掛け声とともに、「今こそキャリア・ア~ップ!」と呪文のように唱えられ、「よし、やるっきゃない!」と大きな勘違いとともに安定の場所から飛び出したビジネスマンたちがいます。
勘違いはすぐに冷めてしまいます。目が覚めるというやつです。
気がついたら、キャリア・アップどころかキャリア・ダウン。
「期待したほどの人じゃなかったね」と引導を渡されます。
それから、月日は流れ、何社か目の転職先が“小さな会社”
生まれて初めて聞く社名です。
そんな感じの社員の集まり。それが“小さな会社”のイメージです。
商売をしたくて起業した社長と、特に商売をしたくて入ったわけじゃない従業員たち。
最初からズレていました。
このブログを書いている私も、ヘッドハンティングと勘違いして大企業を飛び出したものの大失敗!
3ケ月でクビ!
2週間の失業の後、大学の先輩の紹介でようやく入った会社は“小さな会社”
しばし、その頃の話にお付き合いのほどを。