2022-01-01から1年間の記事一覧
ハッキリ言って難しいです。 「ハチミツを手に入れたいなら蜂の巣を蹴るな」というのは当たり前です。 蜂の巣には、とても美味しいハチミツがあることが分かっていますから。 そりゃ蜂さんを怒らせないように慎重に取り扱います。 しかし従業員がハチミツを…
カーネギーの『人を動かす』は、世界的なベストセラーだし、会社内の好ましい人間関係作りには最適な本ですが、何しろ表現が少々高尚で回りくどく(失礼ですね)、事例がかなり古臭いので(これまた失礼ですね)、解説するのに少々難儀さを感じていましたが…
人を動かす原則① 批判も非難もしない。苦情もいわない。 「三十年前に私は人をしかりつけるのは愚の骨頂だと悟った。自分のことさえ、自分で思うようにはならない。神様が万人に平等な知能を与えたまわなかったことにまで腹を立てたりする余裕はとてもない」…
目次を眺めてみましょう。 PART1 人を動かす三原則 1.盗人にも五分の利を認める 2.重要感を持たせる 3.人の立場に身を置く PART2 人に好かれる六原則 1.誠実な関心を寄せる 2.笑顔を忘れない 3.名前を覚える 4.聞き手にまわる 5.関心のあ…
個人面談も終わり、いよいよ我が社の強靭化計画のスタートです。 さて何から着手していけば良いのかな? 私の職業人としての人生は43年間です。 “大きな会社”を23年間で辞めました。自発的に辞めました。 “小さな会社”への初めての転職は3ケ月で失敗し…
先週、5人の正社員と個人面談を行いました。 社長と私とで面談対応しました。 次の表を面談用に作成してもらいました。 「その通り」というのは、たとえば「①決意したことが三日と続かない」という質問に対して、「はい。その通りでございます。」と答える…
6/21以来のブログです。 この間、関西物流展があり、ブログをお休みにしていました。 展示会も一段落しました。 そして我が社の強靭化計画に向けて個人面談がスタートしました。 その前に、私が自分自身で体験した会社・組織について簡単に触れます。 大…
⑤ だんだんと面倒になり、気がつくとやらなくなる そうですね。 やると決めたことは、最初の内はちゃんとやりますが、次第に面倒になります。 管理者の方も、最初の頃は興味深くチェックしていますが、効果が上がらないと次第に興味を無くしてしまいます。 …
『結局、「しつこい人」がすべてを手に入れる』という本を見つけました。 強靭な会社とは、社長以下社員のほとんどが「しつこい」人が集まった会社ではないのか? この本では、逆に「しつこ」くできない人の特徴を列挙しています。 皆さまもチェック☑してみ…
これまで20回にわたって、『一生働きたい職場のつくり方』を読んできました。 この本のサブタイトルは、“もう、転職はさせない!”です。 数年前、まだ私がバリバリ現役のキャリアコンサルタントだった頃、中小企業には共通の悩みがあると感じていました。 …
しばらく展示会(東京)や出張(札幌)、石綿作業主任者講習(大阪)などがあり、ブログが中断していました。 この書籍を初めて読んだのは3年前でした。「なるほど!」と思いました。 それまでハローワークや行政の求職者支援窓口、職業訓練講師などの経験…
『精神科医が見つけた 3つの幸福』がめちゃくちゃ面白いです。 何のために、働いているか? 何のために(元)キャリコンとして、儲けにもならないセミナーを開いたりしているのか? 要は「幸福」になりたいからです。この一言だけです。 もちろん、お金も欲…
第5章 「働きがい」あふれる会社を創る5つのステップ 〇モチベーション曲線で、社員の思いの原点を探る 私の職業訓練講師の時代でも、このような曲線を作ってもらっていました。 もちろん、私自身の曲線も作ってみました。 「何がきっかけでモチベーション…
第5章 「働きがい」あふれる会社を創る5つのステップ 〇傾聴面談で、社員の思いや価値観を理解する 「面談は定期的に実施しているという企業も多いでしょうが、その中身は、期・年間単位の目標や業績の共有、現状の業務内容に関する報告などが中心になりや…
第5章 「働きがい」あふれる会社を創る5つのステップ 〇社員からどのように見られているかを理解する 「社員との日々のコミュニケーションの中で、言われてカチンときたことやショックを受けたことを一つひとつ書き留めておくのです。(中略) メモした一…
第5章 「働きがい」あふれる会社を創る5つのステップ さあ、いよいよ、人材が「採れる」「辞めない」「育つ」組織のための方策です。 これまで、散々、人材が「採れず」「辞められ」「育たない」原因は「社長さん、あんたのせいだ!」と言われ続けた“小さ…
第4章 「採れない」「辞める」「育たない」組織の課題⑦ 不発するモチベーション向上の施策 「モチベーション向上施策(表彰制度、社員の誕生日のお祝いなど)なんて意味もない。やるだけ馬鹿馬鹿しい。」 せっかく導入した施策が不発に終わると、経営者がこ…
第4章 「採れない」「辞める」「育たない」組織の課題⑥ 「人員が限られている中小企業では特に、一人ひとりが自律的に働くことが求められます。しかし、経営者が「自律的になれ」「積極的になれ」と上からいくらハッパをかけても社員は変わりません。肝心な…
第4章 「採れない」「辞める」「育たない」組織の課題⑤ 社員それぞれの役割が不明確 「ウチは手を挙げれば何でもできる会社なんだけど、自分から動こうとする社員がいない」 経営者が社員の主体性、積極性のなさを嘆くという構図は前項と似ています。そして…
第4章 「採れない」「辞める」「育たない」組織の課題④ 本音が言えない組織風土 「言いたいことがあれば遠慮せずに言えと言っているのに、ウチの社員は何も意見を言わない。積極性に欠ける社員ばかりで困る」 このような愚痴も中小企業経営者と話をしている…
第4章 「採れない」「辞める」「育たない」組織の課題③ フラット組織という名のワンマン組織 「上下関係がないフラットな組織というと、社員同士がヨコにつながった風通しの良い組織をイメージしますが、実態はそのまったく逆というケースが非常に多いので…
第4章 「採れない」「辞める」「育たない」組織の課題② 経営者の視点が、結果に偏り過ぎている 「働く人たちの意識は変化しており、経営者の視点が結果に偏重している企業では、社員のモチベーションは確実に下がってきます。」(P93) なんで? why?…
第4章 「採れない」「辞める」「育たない」組織の課題 この章が、もっとも「キモ」だと思われます。 「組織はトップを超えられない!」といいます。変わらなければいけないのは何よりもまず経営者なのです。(P89) ・経営者の思いが、社員に届いていない …
「働きがい」のある職場というのは、何も従業員側だけが望むことではありません。 何よりも社長が一番望んでいます。 2年前に、各自の「強み」が一番発揮できるようにと、個人ごとに面談を行い、各自の「強み」を引き出そうとしました。 半分は成功で、半分…
今朝の朝礼で、たまたま、社長から「働きがい」の話が出ました。 「このように考えてもらいたい。 商品(フレコンバッグ)があります。 お客様はいません。 どうにかして、この商品を売らなければ、今月の給料は払えません。 さあどうしますか? 使ってくれ…
第3章 「働きがい」を創れば、中小企業こそ発展する 「働きがい」って何でしょうか? ちょっと古い資料ですが転載します。 ビジネスSNS「Linkedin(リンクトイン)」が世界26カ国のユーザーに実施した調査で「今の仕事にやりがいを感じている」と応えた…
「カネ」で釣った人材は、「カネ」で辞めていく “小さな会社”で人を採用する場合、新卒を採用するケースは少ないです。 中途採用の場合が多いです。 年齢が低かろうが高かろうが、その会社では新人さんです。 仕事をしてもらわないと、能力はわかりません。 …
「働き方改革」における中小企業の迷走 2018年6月29日、「働き方改革関連法案」が国会で可決し成立した。 主要なポイントは次の通り。 ①長時間労働の是正に向けた残業規制の導入 時間外労働の上限が、月45時間、年360時間を原則とする。 臨時的…
椀盤振る舞い(おおばんぶるまい)の給料・待遇で破綻した会社 ワイキューブという会社の事例が掲載されています。 同社は2011年に倒産しました。 TKCグループのWEBから転載させていただきます。 ――ワイキューブの「社員満足向上」(充実した福利厚生…
・「働きやすさ」の勝負に出ると必ず失敗する ・「働きがい」を創れば、中小企業こそ発展する ・「採れない」「辞める」「育たない」組織の課題 ・「働きがい」あふれる会社を創る5つのステップ STEP1「相互理解」 ~経営者と社員の頭と心の中をガラス張り…